とらドラ10!

とらドラ10! (電撃文庫)

とらドラ10! (電撃文庫)

かなり間があいてたけど直前部は記憶に残りつつ読みました。最初の頃に期待していた大河と竜児が互いの恋を成就させるという一風変わったラブコメを期待していたので二人の恋愛モードはさして見ていてうれしくも無く・・・後半の誰一人欠けることなくみんなが幸せである為に行動を起こす流れは良かった。やっちゃんが居なくなってしまってから捨てられたと思ってそれでも幸せでありたいと望んで、やっちゃんも幸せではなければと祖父母を訪ねて親子3代揃ってわだかまりが解消されていくのは泣けました。ゆゆこ先生のこういう心情とか思考描写はいつもグッときます。

竜児の方はうまく書き切ったけど変わりに大河の方が圧倒的に足りない感じがしました。もう一冊、とは言わないけどもうちょっと長くしても良かったのかな?